“涙空”㊦
これからは和紀ママが向かえに来たり送ってくれたりしている。

だからもう授業をサボる事は出来ない。

私はいいとしても和紀がいなかったら楽しくないし。


そんな事を思いながら今日の授業は終わった。

私は和紀と下駄箱まで一緒に行く。

「じゃあな!和紀!」

ちょうど啓太が下駄箱にいた。

「誰……?」

「ェェと…俺は啓太!」
啓太は明るく自己紹介?をした。

啓太は偉いね。

本当は苦しいけど笑顔でいられて。

ありがとね…啓太…。

『あっ!和紀!お母さん来てるよ!』

私は和紀と一緒に和紀ママの所に行った。

「どうも!いつも和紀がお世話になっています」
お母さんは車の窓を開け私に挨拶をしてきた。
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