“涙空”㊦
プルルル!

「はい…美佐?」

『あのね!』

私は啓太に電話をした所まではいい…。

でも啓太の声は凄く懐かしく感じた。

「どした?」

『あの…今日さ…一緒に春奈のお見舞いに行かへん?』

「ハッ!中野が?何で?」

『えっ…』

もしかして…知っているのは私だけ…?

『だから…春奈…バイクとぶつかってケがしたらしい…』

「まじかよ…病院は?」
『笹井…』

「わかった!じゃあ今から美佐ん家行く!」
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