“涙空”㊦
『何!寝ぼけてんの!!昨日はご飯も食べずに寝てぇぇ!』

お母さんは私に呆れていた。

『………ぁぁぁぁぁ!!今日和紀と学校行くんだったぁぁ!』

また朝から慌ただしく急いで用意して和紀にメールを送った。

メールはすぐに返ってきて見ると『もう着いた』と……。

え!!!

何でェェ?

また次は私の心が慌ただしくなりながらもお母さんに『いってきます!』と言って家を出た。

『おはよう!和紀!』

「おはよう…」

『どしたん?つぅか私ん家までお母さんが???』

「あぁ…まぁな…」

和紀は寂しいのか下を向き出した。

『ねぇ…今日一緒にみんなに報告したい!』

私は和紀に聞く。

「本間か?」

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