君 だ け に
朝起き、制服を着てからご飯をたべる。
その間ずっと気になっている事があった。
昨日見た夢のこと。
自分は駿君のことが好きなんだろうか…。
少し考えた。




でも、ありえないよね。
中3にもなって受験生だし3年間も同じ
クラスだった人を好きになる?
いまさらって皆思うよね。
しかも駿君はモテるし、夕奈の好きな子。
やっぱり、人と同じ人好きになる。
なんて『禁断の恋』無理、無理。





顔を洗いに洗面所にいって、鏡に
映った自分の顔を見た。




いたって平凡な顔。
特徴を強いて言うならば肌が白くて
目が大きいことくらい。
他は顔が小さいわけでも大きいわけでも
なくて、鼻が高いわけでも低いわけでも
なくて本当、普通の顔。





スタイルもいいわけでなく、
痩せ体系ではあるけど背も低いし
駿君にはつりあわない。
胸もBでないし、全然セクシーとも
いえない。
普通にきゃしゃな女の子。






なのに、駿君なんて好きになっても
つりあわないし、振り向いてもくれる
わけないし。






朝はずっとそんなことを考えてた。
一応、今日は2人に話してみよう。
明日夏にはいえない…けど。
3人の中で恋バナないの私だけだし。
少し話題は出してみよう。







そう思い朝の準備を終え、
ブレザーを羽織り、「いってきます」
といって家のドアをあけた。




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