君 だ け に

まぁ、正直夕奈とクラス違ってよかった!!
っておもったり…
してる私って最低ですか??

でも、本当に安心した感じがした。
なぜかとても良かったって思えた。







「――――亜澄ってば!!」




気付いたら明日夏が叫んでた…笑
少しかんがえすぎたかのも。
大変、大変。




「うん!ごめんってば!」




「ってばってごめんって1回しか言ってないじゃん」




「まぁ、そうやけどー!何か用?」




「席順まえの黒板に張ってあるよ~」






え!?うそ!それは絶対見ないとダメじゃん
たしか、一番最初の席順は出席順のはず…
だからーえっと。考えなくても
明日夏と前後じゃーん!!
中矢と西河だから近いんだよね。




授業中とかもいつもしゃべってばっかりで
集中できないかも。
自分の今の成績からまた下がると思うと
一瞬寒気がした。
あー今年は受験生なのに!!!




「前後だよっ!運よくない?すわろー」




明日夏に手を引かれて席に着く
座るとき、チェックのスカートに手を当てる。
春休み明けに履くスカートは少し短くなった
ような気がした。




ふと横を向いてみた。
一瞬だけ、となりの席の男の子の顔をみて
びっくりした。
白い肌、高い鼻、二重の目、
一番の特徴の背の高さ。
女の子だったらルックスモデル体系。


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