不真面目な先生が好き。



私はそれから


少しお化粧して。

髪は緩く巻いて。

綺麗な淡いピンク色のワンピースを着て。




私、いつもより大人に見える?



私、先生に釣り合ってる?






「先生、気に入ってくれるかなぁ?」



自然と独り言が出る。




“9:30”



「あと30分もある〜…っ」




先生を待っている時間がすごく長く感じる。



いつもよりそわそわしてる私にお母さんが…




「麻美っどうしたの?そんなにそわそわして?…あっ!お母さん分かっちゃった!あんた…彼氏とデートでしょ?」



「何ぃ!!お父さんは認めんぞぉっ!!」



「お母さんが余計な事言うからお父さん怒っちゃったじゃんっ!」



「お父さんっ!もう麻美も年頃の女の子なんだから!彼氏が居るのは普通よ?…ね?麻美。」




「もうっ!勝手に決めないでっ!!」




私はこのままお母さんたちと居たらばれそうだったので、自分の部屋に戻った。



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