不真面目な先生が好き。



家を出ると黒いピカピカな車が止まってた。



先生はサングラスを外して車から降り、


「よっ!」なんて言って
片手を挙げた。









「先生……かっこい……」




また独り言。





それでも先生はどんなに小さな言葉さえ聞き取ってくれる。


ニコって笑って。





「だろ?…麻美も可愛い。」




「もうっ!先生のバカっ///」




「バカ?もう麻美連れてかない…。」



先生拗ねちゃった……?




「ごめん…ね?先生…」


私が先生の顔を覗くと、
真っ赤な顔した先生が。











「嘘だ、バカ。」





先生は優しく私にキスをした。





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