不真面目な先生が好き。
これから私…どうなるんだろ…?
志野先生と付き合うの?
志野先生と居ても、私はきっと…いや、絶対先生の事を考えるだろうな…。
カチャ
屋上の扉が開いた。
先生??
「瀬戸…。戸田先生とは別れましたか?」
意地悪………。
「志野先生の言った通り、戸田先生とは別れました。だから、何も言わないで下さい…。」
「うん、何も言わないよ?」
「ありがとうございます。」
「もしかして、泣いてた?」
そう言って私の顔を覗く。
「泣いてんの?」
「泣いてませんっ」
そう言うと、志野先生は私の頭に触れた。
嫌…先生じゃなきゃ、嫌だ。
「セクハラです。」
「おっとぉ…。ん?でも、俺たち付き合うんだし…いいだろ?」
「でも…あまり触らないで下さい……。」
「……無理かも知れないけど…分かったよ…。」
私は先生以外、触れて欲しくないんです。