僕と彼女のウラ事情
「「・・・・・・・・・」」
なんとも気まずい空気だった。
あー・・・あぁー・・・えぇっと・・
上手く言葉が見つからない。
こんな時に限って・・・・・
「・・・っ」
僕が何か言おうとした瞬間、
「あ、ああえっと、ゴメン大輝君!!
ちょっとお母さん呼んでるから切るね!!」
ものすごく明るい声で、ほのかが言った。
「ぁ、あー、うん。じゃ・・」
「うんっ、おやすみ!また学校で!!」
通話の途切れた携帯を離して、
ポツリとつぶやいた。
「・・・また、学校で、ね・・」
体育座りをして、
顔を隠した。
「どんな顔して会えってのー・・・」
真っ赤な顔で、僕は息をはいた。