僕と彼女のウラ事情
・・お母さんなんて、
ほんとは呼んでなかった。
携帯を握ったまま、私は真っ赤になっていた。
「・・・・っ!!!」
大輝君と・・・キスした・・・っ
数々の出来事がフラッシュバックする。
そして自分の恥ずかしい言動も。
「ぅあああー・・っ!」
ほのかは自分の行動の恥ずかしさに頭を抱えた。
バカー!バカ私気持ち悪いーっ!!
そしてふと考える。
『・・後悔しても、知らないよ?』
大輝の大人っぽい表情。
大輝君って、あんな顔もするんだ・・。
普段と違ってカッコよかったってゆうか・・
あのキャラだったら湊君と同じ位モテるんだろうな・・・
って何考えてるのバカー!バカーっ!!!
クッションに顔をうずめて、
ポツリと出た言葉。
「後悔とか・・・するわけないのに」