僕と彼女のウラ事情
そんな僕を見て母さんは、
「ホラ、昨日病院に行かなかったからぁ~。
今日は病院行くよ。学校には連絡したから」
部屋から出る後ろ姿に僕はガックリした。
「えぇ~・・・・・・・・・・・
そんなぁ~・・・・・・・」
すると、
「文句言わない!
ボールの衝撃とついてた砂利とかで頭切ってんだからね!!
悪化してもおかしくないんだから・・」
ガーッと反論のしようもない正論が飛んできた。
・・・その通りでございます、はい。
「今度から、そんな無茶しないように。
・・ったく、何やってたんだか・・バカ」
でも、最後は心配の混じった声だった。
そりゃぁ、そうだよね。
ケガで学校早退した息子が、下校時間より
遅く帰ってくるなんて。
悪いことしたな・・・。
僕は苦笑いだった。