僕と彼女のウラ事情
ほのかが振り向くと、
「大輝のこと、気にしないで」
「・・・え・・」
浩太は「まったくもーっ」と言うように、
「アレは昔っから無茶ばっかしてるし、
体はしっかりしてるし。なっ」
浩太が話を振った湊もうなずいた。
「たぶん元気だよ。
「病院ヤだー」とか言ってんじゃない?」
2人の気使いに、ほのかは微笑んだ。
「・・・ありがと」
すると浩太はニッと笑って、
「昨日は大輝となんか進展あった?」
その瞬間ほのかの顔が真っ赤になる。
「ばっ、ば、馬鹿ぁっ!!」
浩太と湊は微笑んで、
「じゃーね」
そう言って歩いて行った。