僕と彼女のウラ事情



ほのかが振り向くと、



「大輝のこと、気にしないで」



「・・・え・・」




浩太は「まったくもーっ」と言うように、




「アレは昔っから無茶ばっかしてるし、
 体はしっかりしてるし。なっ」


浩太が話を振った湊もうなずいた。


「たぶん元気だよ。
 「病院ヤだー」とか言ってんじゃない?」





2人の気使いに、ほのかは微笑んだ。



「・・・ありがと」




すると浩太はニッと笑って、



「昨日は大輝となんか進展あった?」




その瞬間ほのかの顔が真っ赤になる。




「ばっ、ば、馬鹿ぁっ!!」





浩太と湊は微笑んで、


「じゃーね」




そう言って歩いて行った。




< 111 / 142 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop