僕と彼女のウラ事情


浩太と湊の声に、


ほのかはハッと反応した。






・・・大輝君、来たの?!




お弁当を広げていた手が止まる。



かわりに、鼓動が一気に速くなった。








声・・・かけに行こう・・っ!!





席を立って、


教室に入ってくる大輝に声をかける。





「━・・ひろきく・・」




「大輝くーん!ケガ平気だったーっ?!」





「・・・・ぁ・・・」







ほのかの声は、





ほかの女子達にかき消されてしまった。












< 114 / 142 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop