僕と彼女のウラ事情

★*.笑顔の裏側


☆笑顔の裏側☆





「・・・・・」


朝、いつもより早く校門をくぐった。


昨日から、・・・・・・顔のニヤけが



       止まらない。



「!」


また緩んでいることに気付いて、
僕は急いで引き締めた。



・・・・いかんいかん!!!!
こんな顔を浩太なんかに見られたら死ぬ!!



自分の靴箱から上靴をとる。




     「ひーろき君!おはよ」



         「っ!!」




その声にドキッとして振り向いた。



「・・・・お、おはよ・・・・、
 ・・・・・っ美吉」


「・・・ぷっ、かみすぎだよ」



・・・・・あの!美吉ほのかが!!


         『大輝くん』


ゆ・・・夢じゃなかったんだ・・・!!!!!



「あ、ちょっとさ、宿題でわかんない所
 あるんだけど・・・教えてくれない??」


顔の前で手を合わせる美吉。
そんな仕草がかわいくて、僕は微笑んだ。

「お安い御用です」
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