僕と彼女のウラ事情
「・・・え?」
‘お見通しって、何”
とゆう僕の言葉は、
「・・途中まで一緒していい?」
美吉のか細い、消えそうな声に
遮られて。
「・・・・・・うん・・」
僕の中で消えた。
少し暗くなった道を、2人で歩く。
・・何にか、話題・・・・・。
そう思って隣の美吉を見た。
・・・やっぱり、何かあったんだな。
美吉の顔を見れば、すぐにわかる。
・・・・・だって。
昔の僕と同じ顔をしているから。
「・・・あのね?」
すると、美吉がポツリと言った。
「うん?」
返事をすると、美吉の声は更に小さくなった。
「・・・・・私ね・・・」
「・・家で一人ぼっちで・・
・・さみしいの」