僕と彼女のウラ事情
☆*.まさかまさかの展開です
★まさかまさかの展開です★
「なぁ~、大輝ぃ~」
放課後の教室で、友達が・・・・
いいかげん‘友達”も面倒クサイので、
朝から僕にかまっていた西山浩太が
制服の裾を引っ張った。
「何、こーた」
「名前を伸ばすな。魅力半減だろ」
・・・オマエに魅力はあるのか。
なんて辛口ツッコミは心の中だけにしとこう。
「10戦10敗のクセに」
しまった。同じ様な事を言ってしまった。
「ぬああああ!!!!
お前それを言うなぁぁぁぁ!!!!」
サッカー部のユニフォーム姿で
後ろから抱きつかれた。
「離しなサイ。刺しますよ?」
ただでさえ暑いのに更に暑苦しい奴に
抱きつかれたくはない。
真顔でシャーペンを浩太の顔に
突きつけた。瞬間、
「・・・・っぶは・・っ!!」
「「!!」」
僕と浩太は声の方を見た。
「相変わらずドSな事してんね、中村」
「なんだ、相沢か・・・」
僕がシャ-ペンをしまうと、
浩太が相沢の方へすっ飛んで行った。
「湊助けて!!!!大輝に刺される!!」
「人聞きの悪いこと言うな」
鞄に荷物をまとめながら言った。