僕と彼女のウラ事情


「・・・・え・・?

 み、み美吉・・・・っ!!?」



え、な、ななななな何っっっ!!!?



目の前の美吉は、


僕と同じ位真っ赤な顔をしていた。



「・・・・・・やだ」



「え?」



潤んだ彼女の瞳が僕を見つめた。


「ほのかって呼んでくれなきゃヤダ・・」



「えぇっ!!?」




危うく椅子から落ちそうになった。




「・・大輝君がいけないんだよ!」


「は、はいっ!?」



今度は怒ったほのかに、大輝は敬語。




「サッカーで、あんなに目立って
 女の子に騒がれて・・・・・・・っ」


泣きだしそうになる美吉を見ながら、
僕の心臓はバクバクと高鳴っていた。



え、何コレ!!

美吉、何で僕にキスなんか・・っ??!


しかも何この甘い雰囲気!!?ええええ!!!?


「ちょ、美吉とりあえず泣かない・・」



涙をぬぐおうと立った僕の胸に、

       「で。」

       ポス・・ッ


美吉がもたれてきた。







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