裸足のシンデレラ
首を絞められていたはずがいつの間にか手が離れていた。

だけど……。


もうここまで来たら取り戻したくても戻ってなんかこない。

いくら泣き叫ぼうが先ほどと同様。

暴力振られるのがオチだ。


あたしは黙って行為が終わるのを待った。


黙ったあたしを見て小山は気に入らなくなったのか


ビリビリビリッ。

あたしの着ていたチュニックを破いた。

「これで直んとこには戻れないだろ。ギャハは!下も破いてやろうか?おい、泣けよ、涙流せよオラァ」



この人は悪魔だ…。
絶対人間じゃない。


絶対涙なんか出さない。
こんな奴の為に流す涙なんかない。
思い通りにさせてたまるかっつんだ。
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