裸足のシンデレラ
「なぁ。サンダルもなくて何で帰るんや」
あ…。
そういえば昨日公園で走った時どこか無くしちゃったんだった…。
「途中で何かしらありますよね?なので大丈夫です、さようなら」
ガシッ。
「こら。待てや。涙出る程帰りたいんか?そんなに俺といるのが嫌なんか?だいたいなぁ…」
「も…嫌なんです…。あたし…大丈夫だから同情なんかされたくない…かわいそうな子だってもう思われたくない…。」
「……。なんか勘違いしとるな。このはやとちりどアホ女!同情?なにがやねん。俺はお前と一緒におりたいからこうしてんねん。」
ギュッ。