裸足のシンデレラ

「〜〜♪〜〜♪〜〜♪」

この着信音は…。

「まゆみ先輩…ちょっとうちのパパから電話だから出ても平気かなぁ?」

「大丈夫だよ!気にしないで出なぁ。あたし静かにしとくよっっ!!」

「ありがとう…」



「もしもし?パパ?あたしさ、今日友達んち泊まるから。……うん。…わかった。したらまた連絡してよ。はい、じゃーね。」


「なんだって?パパ。」

「あぁ、なんかもっと今日夕飯出前だったらしくてあたしの分も取っちゃったみたい…早く連絡しろって。」

「大丈夫かい?なんならお家まで送るよ?」

「あっ。大丈夫です。それよりのり先輩いまどこ向かってるんですかぁ?」

「今はね!行き先の決まっていないドライブだよ!でも今日は紗耶香ちゃんが仲間入りしたっつー事で酒でも飲むかい?直っ。」

「せやな〜。紗耶香ちゃんお酒とかは飲めるんかいな?」

「大丈夫ですよ〜!」

「ほな、のり。酒でも飲もうや〜下に連絡して準備させとくな」

直先輩って大阪弁でしゃべるな〜ってフと思いながら車内は飲み会の事で【飲める】だの【飲めない】だのまた盛り上がった。
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