愛 love 優
私が働いた職場は、銀座だった。

銀座は、エステ時代から働いていた職場だったから愛着もあったし、またこの土地で働きたいと思っていた。

来店される方のほとんどのお客様が働いている方で、とてもきれいにされている方が多かった。

私は、お客様からとても刺激を受けていた。

そう、銀座という土地は、オフィス街が多いことにプラスして 世界から観光で来られる街でもある。
海外のお客様も多く、インタ―ナショナルな街でもあった。
私は、そんな街が好きだった。

言葉は上手くしゃべることはできないが、お客様の表情やジェスチャーで何を伝えたいのだろう。。。

そう、考えて接客するのが とても楽しかった。

私は、たくさんのお客様と出会った。

アパレルで難しいのは、お客様へのアプローチのタイミングだった。

ただ漠然と見ているだけなのか、何かを探しているのか、そういったことを察して、アプローチをしていく。

それを間違えると、警戒されたり、嫌がられたりもする。

最初はこのアプローチの仕方が上手くいかず、何度も警戒されたり、嫌がられたりもした。

その度に、凹んで、自信を喪失したりもした。

でも、また気持ちを切り替えて 接客をする。

まるで、起き上がり拳のような感じだった。

ここでは、洋服というよりも精神的を学んだようにも思える。

凹んでも、すぐに切り替える技。

嫌な反応をされても、あまり後に引きづらない。

常に、明るい接客。
こういうことを 身につけることができた。

きっと、今の私があるのも このアパレル時代があったからだと思う。

私の原点のようにも思える。。。
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