生徒会室のアリス
くりくりの大きな瞳
すっとのびた細くて長い手足
真っ白な白い肌
地毛だと言ってもいいくらい
違和感のない金髪の髪
本当にお姫様そのものだった。
「紫音ちゃんだったよね?」
お姫様はあたしに歌うように話しかけた。
「・・・はぃ」
お姫様を目の前に、緊張して声が出なかった。
お姫様はまた歌うようにあたし話しかけた。
「あたしは安藤 姫華(アンドウ ヒメカ)」
アンドウ ヒメカ・・・
「お姫様みたいな名前」
築けばあたしはそんな事を口にしていた。
「え!?」
姫華と名乗るお姫様は、あたしの発言にびっくりしていた。
「あっ!!ごめんなさい・・・つい」