俺、変わる

「なぁ、尚～！！」


「なんだよ夜中に。」




俺は知っている………









「お前、彼女できたんだろ？」





「………ぅえ？！ハァ？？」






図星……





「オニーチャンに紹介しろよ～？」



「やだよ。兄貴、誰彼構わずくどくじゃねーか！」






「くどかないよ～。にーちゃんは心配なんだよ、お前が変な女にひっかかってねーか？」









すると尚は立ち上がった。


「夏奈は、夏奈は変な女なんかじゃねー！」




「ふーん。夏奈ちゃんっていうんだ～！！」




ニヤリと言う俺は、尚が真っ赤になって頭を抱えるのを楽しんで見ていた。










「………明日、会うんだけど、……兄貴、来る？」






「もちろん！」