冷血王子に捕らえられた泣き虫姫【完】


しばらくして先生の手が動いたとおもうと、意外な行動に出た。


私の方頬を軽くつねったのだ。

「!!いひゃ……」


私は先生の手を両手で握って自分から離そうとしたが、離れるどころか、手を上下に動かしてきたのだ。頬が上下に上がったり下がったりしてピリピリする


「うひっ……いひゃぃ…ら…らめぇてぇ」


一生懸命抵抗してみた。

それが成功したのか、離してくれた。


「おいで」


離してくれたかとおもうと、準備室に入るように指示された。

まぁ、これから言うわけだし、素直に指示に従った。



「で、どうしたんですか?」



先生は私が入った後に入ったきた。
背中でドアを閉めて私の横を通ってデスクの椅子に座った。


その時、ドアの鍵を閉めていたことに気づかなかった。


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