冷血王子に捕らえられた泣き虫姫【完】
「はぁ?」
予想外の答えにマヌケな声がでた
「はぁ?って……。まぁ、知ってたから。お前がオレに告るとか有り得ないだろ。だいたいオレの存在すら知らなかったろ?オレはこんなにもお前だけを思ってたのに……」
なんて突然先生が意味不明な言葉を言ってきた。
「へ?」
「入学式。一目惚れしました。」
彼は そう言ってニヤリと笑った。
「罰ゲームだろうが、告白したからには責任持ちなさい。」
と一言言って私から体を離した。
「好きだよ?誰よりも愛してる……美羽」
それだけ言って静かに唇を重ねた。
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