光の姫は何も知らない
3章 少しは認めたらどうですか?
次の日の朝。


あたしは体が重いと感じながら無理矢理、体を起こした。


なんだろう。この怠さは。


そう思いながらも部屋着から外に出られるような服に着替える。



そういえば昨日、碧山君が言ってた気がする。


『多分、明日の朝は体が怠いかもしれません。
今日は僕と一緒に走って少しですけどリミッターが外れたと思いますので』


人には頭にリミッターという能力を制御するようなものがある。


そのリミッターを自由に解除したりできる者が能力者という。


あたしには難し過ぎてあまり理解できてないんだけど。



リミッター云々はただの理論上の話だからそれを覚えてないと能力が使えないわけではないみたいだ。




< 46 / 87 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop