光の姫は何も知らない

あれは先週の体育大会の時。


走るスピードには誰にも負けたことがないあたしはいつもの如く徒競走の選手になっていた。



それでいつものようにいつもの速さで徒競走を走って一位になった瞬間。



知らないおじいさんに声をかけられていた。


｢私は赤井って言うんだけどお嬢さんの名前は?｣


って感じにね。


で、話している内に今度ご両親と話をさせてくれとなった。


そうなったのは先生が勧めに勧めたからだ。


この時に先生の態度がおかしいと思うべきだったんだ。



そしてあれよあれよと言う間にここに入学することになったというわけ。


しかも卒業まで寮生活で家に帰れないというね。