奈落の王女に仕えしは執事

「姫、そう言えば風呂が沸いてますよ。ずっと入りたがってたでしょう」

「…ありがとうございます」

ポトフを食べた皿を片付けて、私は浴場に向かった。
服を脱いでいる最中に気が付いたけど、…服がない。

「…どうにかなるか」

私はとりあえず風呂に入ると、丁度いい湯加減が気持ちを和ませてくれた。

「…本当に完全無欠だし、テキパキするし…」

…何も悪い事なんかないな。
とりあえず最強ですね…

「お湯大丈夫ですか?服無いと思ったので置いときます」

「やっぱり」

「?」

しかも私の好みの服だと思うんだけど。…違うかったら死んでもいいです。

 
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