奈落の王女に仕えしは執事
Ⅲ外出
心地よい、
私は今城下町にいます。
本当は危ないんですが、
起きた時には馬車に乗っていました。
「起きましたか」
目を開いたら、レインの膝で寝ていたのに気付いた。
みるみるうちに、顔が熱くなって、急いで立ち上がるとレインを見た。
「今日は大丈夫そうなので、出かけましょう。…久々ですね」
「私寝てたはず…てことは貴方がここまで…?」
「はい」
…私、またレインに…
そう言えば、馬車に鞭打ってる人は、私の事知らないのだろうか?