奈落の王女に仕えしは執事

「嬢ちゃん、何かあったら護ってやるよ。コイツよりも頼りになるぜ」

「ありがとうございます」

バルツさんはまた馬車を引いて、山奥に戻っていった。

「…姫、あいつの手を借りるのですか」

「あー…まぁいつか?」

「…そうですか」

無意識に言った言葉、
それからバルツさんを見たことないですが…

 
< 23 / 92 >

この作品をシェア

pagetop