奈落の王女に仕えしは執事

「レインは欲しいものはあるんですか？」

「…お菓子」

「…え…え！？」

あー…
意外と…可愛い答えが…
…お菓子…意外どころか凄すぎる…

「…あ､じゃあ私お菓子作りましょうか」

城で結構教わったし…
スイーツには自信あるんです｡

「…じゃあお言葉に甘えて､できればチョコレートケーキを…」

「はい！ケーキは得意中の得意ですから」

腕によりをかけて頑張ります！
と言ったら､レインは笑いながらお礼を言ってくれた｡

材料は何にしようかな､
て言うかチョコケーキが好きというのも更に意外な真実でした｡