奈落の王女に仕えしは執事
Ⅶ幸せ

それから、
私たちはゆっくり眠りについた。

そして朝、
起きたらレインはいないというハプニング。
と思ったら、置き手紙が置いてあって、

“食事の材料を買ってきます
気をつけてくださいね

昨日はありがとうございます
とても嬉しい気持ちになりました
 ”

それだけ述べていた手紙、
綺麗に整った字は、レインらしさを出している。

…私も昨日は幸せだったよ
…とても素敵な日

自然と笑みが、こぼれていた

 
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