奈落の王女に仕えしは執事

店内は、いろいろと子供連れの親が多かった。
私たちも紛れて、卵やらチョコレートやら…

「甘めか苦め、どちらがいい?」

「…甘めです」

「ふふ、一緒ですね」

いろいろと持って、これだけあれば良いだろうって物を買った。
神様
いつか私が料理を作ったり、こんな風に子供を連れて行けますか?

…なんて、後先を考えても希望と不安があるだけ。
とにかく今は、この大切な時間を育んでいくつもりです。

 
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