セレブリティー・ラヴ
「今日も人気者だね〜、香坂く・んッ♪」

「晃…やめてくれ…。」


生徒会室で執務をこなしていると、親友で、生徒会会計の晃がちょっかいをだしてきた。


「あれあれ??
いいのかな〜!?

今日は香坂くんに良い情報、持ってきたのになー!?」

「君の、良い情報は、ちっとも良くないじゃないか。」


俺は書類に視線を戻す。


「つれないなー。

…いいから、コレ、見ろ!!」


投げられたのは、来週から毎週ある学級委員会の名簿。

学級委員会は生徒会長と会計と書記が参加する。


「うん?だから…なんだ??」


執務をこなしながら、晃に聞く。


「ったく、しゃーねーな。
ここ、見ろ!!」


晃に指さされたのは…


「…!?」

「ほら、な??
良い情報だろ??」


そこにあった名前は

…織原小豆…。


なぜか晃には、勘づかれてしまっている。


「お前、朝会の時、最初に小豆様の事を見るよな。」

「…様??」

「あぁ…てか、お前知らなすぎ。」

「…何を?」


はぁ…と、ため息をつく晃。



だから…何を??
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