セレブリティー・ラヴ
「お兄ちゃんの意気地無しー。
会えないなら会いに行きなよー。」

「お兄ちゃんは美結と違ってシャイなんだ。
そんな事できない。」


中学三年生の妹は、晃から情報を流してもらっていて、その度に俺にちょっかいをだす。

晃は美結が好きらしくて、美結も気づいているはず…。

俺は微妙な立場だ。


「お兄ちゃんにしては、珍しいよね。
ここまでハマるなんてさぁー。」


今日もらったお菓子を食べながら言う。
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