セレブリティー・ラヴ
「では、今日の学級委員会を終わります。」

香坂先輩が言って委員会は終わりました。

今日、話したのは生徒会予算案の事です。

とりあえず、私たちはクラスのみんなにコレを伝えればいいようです。

「早く帰ろー」

「ああ。」

私とましゅまろはプリントをまとめて、部屋を後にしようとしました。

「そこの2人、お待ちなさい。」

花草先輩に呼ばれて私と、ましゅまろは振りかえりました。

「どうゆうつもりなのかしら??
生徒会長である徹が話している時に、おしゃべりなんかして。
やる気、あって?」

「ご、めんなさい…。」

謝る私と、無言のましゅまろ。

「それに…」

私に先輩が言いかけた時、ましゅまろが、はぁ…とため息をついた。

「生徒会書記、花草先輩。
嫉妬は見苦しい。」

嫉妬?

誰に…?

何のために…??

「っ…!!そ、んな…わたくし…ッ」


「もういいだろ。
2人とも反省してるんだから許してあげたら?」


会計の木境先輩が出ていきて言った。

「でも、晃くん…!!」

「いいだろ?
…ほら、2人とも、もういいから。」

私は2人にお辞儀をして、ましゅまろを引っ張って出てきた。
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