セレブリティー・ラヴ
「どーせ、あれだろ?
…16年間、公の場に出てこなかった織原財閥の娘が来週の創立パーティーに出る…ってやつ。」

「な…っ」

なんで分かるんだ?
晃には、俺の心の中が読めるのか??

「でもよ、小豆様は出るのメチャメチャ嫌がってるみたいだぜ??」

「何で知ってる??」

「だーから、お前は知らなすぎなんだってば。」


確かに自分が、そいゆう情報に疎いのは認める…。

でも、俺より晃の方が、あずきを知ってるみたいで気にくわない。


「…ッ…。」

「あはは。お前が、こんな姿になるなんて本当想像できなかったわー!!」


机の上の書類の上に伏す俺を見た晃が言った。
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