セレブリティー・ラヴ
俺がまだ、高校一年の話…。




「香坂徹様。お久しぶりですわ。」


パーティーで度々合う、花草沙羅。

彼女と学校で会ったのは、生徒会室だった。



その時から、女の子は苦手だった。

来るもの拒まず…というか、拒み方を知らなかった俺は、今まで10人以上の女の子と付き合って来た。


だから、彼女に「付き合ってくださらないかしら。」と言われた時も、良い返事をした。


それでも、沙羅は今までの女の子達とは違いワガママだった。

俺は疲れていたが、笑って相手をしていた。
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