セレブリティー・ラヴ
屋上に向かう階段の途中、いつもは姿を隠しているハズの、あずきのSP二名に会った。


「香坂様。」

「何故、見ているだけなんだ!!」

「それは…。」

「あなた様方のしがらみを解くためにも、ここは香坂様に小豆様を助けていただきたかったのです。」


…たしかに。

そうなのかもしれない。


「…気づかい感謝する。
あずきは無事か?」

「はい。」

「ドアの前に二名ほど見張りがいますが、どうされますか?」

「俺が自分で何とかする。
大丈夫だ。」


俺は2人の前を通りすぎると、更に上を目指した。
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