セレブリティー・ラヴ
「香坂、織原に教室に行くように言っておいてくれ。」


先生は、そう言って去っていった。


ステージ裏に向かうと、座り込んでるあずきが居た。

「織原…さん??」

「ぁ、生徒会長さん…。」

なぜか、彼女の声を聞くと嬉しい自分がいた。






今まで、好きな女の子は居ても、こんな声を聞くだけで嬉しい…なんて思ったことはなかった。


こんな、会ってすぐに好きになってしまうなんて。

俺らしくないな。
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