☆三つ星☆
そう。オリオン座。真ん中に星が三つあるでしょ?その三つ星のさらに真ん中が私。両隣がお父さんとお母さんなの。」
その言い様は凛としていて、どこか清々しかった。
「うんうん。」
一貴は、続けてと言わんかのようにそう呟く。
「幼稚園の頃かな。よく母とオリオン座を見つけては、二人でそんな話をしてた。三つ並んで輝いていて、それが温かくてなんか幸せになってさ。ほら、小さい子ってさ、お父さんとお母さんの間で手を繋ぐでしょ?大好きで大好きで、毎日眺めてたの。」
その言い様は凛としていて、どこか清々しかった。
「うんうん。」
一貴は、続けてと言わんかのようにそう呟く。
「幼稚園の頃かな。よく母とオリオン座を見つけては、二人でそんな話をしてた。三つ並んで輝いていて、それが温かくてなんか幸せになってさ。ほら、小さい子ってさ、お父さんとお母さんの間で手を繋ぐでしょ?大好きで大好きで、毎日眺めてたの。」