☆三つ星☆
「そう言えば先生、今度の日曜日空いてますか?」

早苗が尋ねる。

「日曜日かい?特に予定はないけれど…どこか行きたいところでもあるの?」

早苗やったぁとガッツポーズ。

「実は、洋服見に行きたいんです。雑誌でいいの見つけちゃって。」

うんうんと佐藤は頷く。

「早苗ちゃんはオシャレさんだもんね。秋はオシャレの季節だし。」

俺もたまには服を買うかなぁと佐藤もつられて笑顔になる。

「先生は背高いし、何でも似合いますよ♪なんなら私がコーディネートします。」

と、得意げに早苗が中世の騎士によろしく、肩に手を当てて軽く会釈した後にっこり笑う。

「じゃあ、お願いしようかな。」

佐藤も満更ではない様子だ。
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