☆三つ星☆
「三つ星!ほら、あそこ♪」

少女は得意げになって、夜空のとある方向を指さす。

指さされたその先には、なるほど確かに三つ星が存在している。

「よく見つけられたわね。」

母が少女の頭を撫でる。

「えへへ。」

母に褒められたのが余程嬉しいのか、
少女は満面のみを浮かべながら、

「えっとね赤いお星様と、青いお星様を見つけたの。
すっごく明るいからすぐ見つけられちゃった♪」
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