☆三つ星☆
新宿駅からもほど近く、創業が江戸時代にも遡る老舗のデパートに向かう。

このデパートは早苗のお気に入りだ♪

少し大人で、可愛い服も沢山ある。

ウィンドウショッピングでも一日暇を潰せる。

その中でも、特にお気に入りのショップに入り、早苗はコートを物色する。

近くにある鏡を見ながら、気に入ったらしい何着かを合わせてては、元に戻していく。

「こうちゃん、どれが似合うのかなぁ?」

佐藤に尋ねる早苗の表情は、真剣そのものだ。

正直、このようなファッションに疎い佐藤は、苦笑いを浮かべ、

「早苗は、可愛いからどれを着ても似合うんじゃなかな?」
と答える。
< 42 / 114 >

この作品をシェア

pagetop