☆三つ星☆
早苗の視線に気がついたのか、佐藤は早苗に優しく微笑む。


いつも早苗が見ているあの表情だ。

佐藤は、優しく早苗を抱きしめながら髪を撫でる。

早苗は再び瞼を閉じて幸せに浸る。

そっと口づけを受ける。

終わりのサインだ。

やがて、温もりが離れ、服を着る。

乱れた髪を直し、早苗は佐藤の自宅を後にした。
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