☆三つ星☆
「そう言えば大学、何学部なの?」

と彼に問いかける。

「俺、文学部。一応国文科なんだ。」

将来は作家になりたいんだ。などと言っている。

夢を語る彼は、とてもキラキラした瞳をしていて、なれたらいいねと心から思えた。

「吉田さん…だっけ?吉田さんは何学部なの?」

「私は観光学部。二年生です。」
と当たり前のように言う。

「二年生かぁ。そうすると年齢的には一つ下になるのかな?現役?浪人?」

ムッ!バカにされてるのか?と思い少し頬を膨らませ、

「現役です。まだ20になったばっかりだもん。」

と言いプイッと顔を背ける。
「そっか。ゴメン。そだよね。確かに俺より若そうだ。」
ごめんね。と言いながら、マフィンを食べようとする。

ダメだ。全く反省してないようだ。
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