+†ヴァンパイアと紅いアザ†+






「電気をおつけしますね」





俺は近くにあったボタンをポチッと押した。





すると、たちまち部屋が明るくなった。






まるで深海に星が堕ちてきたような光景だった。








「うわっ、イイ匂い!」





そういって水樹様は、ベットに顔を乗せて寝ているレオンの頭をペシッと叩いた。






「ん……タコ?」





レオンは眠たそうに瞼を薄く開けた。






タコ…………?







「それ以上タコって言ったら殴るよ?」






水樹様は引きつった笑顔をレオンにむけた。









< 163 / 334 >

この作品をシェア

pagetop