+†ヴァンパイアと紅いアザ†+







私は少しレオンとの距離を縮めた。





もちろん寝ているレオンは気づかない。












サワサワと、心地よい風が頬をかすめる。








その風が運んでくる甘い花の匂いが最高に気持ち良かった。









「魔法の練習、しようかな」








私の言葉は風に運ばれて、消えた。











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