+†ヴァンパイアと紅いアザ†+










ネウロを倒すんだ。






たとえ、魔界の王だとしても。





それがどんなに無謀で馬鹿げた事かも、知ってる。












でも、兄さんを殺したアイツを、許すほうが馬鹿げている。














「――――兄さん」










頭に浮かぶのは、幼い笑顔をした兄さん。











兄さんの時は、あんなに幼い時に止まってしまった。





















――――許さない。



















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