+†ヴァンパイアと紅いアザ†+








恨みを晴らすかのように、レオンは私を紫の扉に向かって放り込んだ。










放り込まれる直前に見えたレオンの瞳は、意地悪な色をしていた。










「ばかやろ……」








小さく異空間に響いた私の声。







レオンに届いたのかは、わからない。










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